ベトナムの救急車事情・・・やはり大変

HCMC生活242日目

おはようございます。
今日はベトナムの救急車事情についてです。
ベトナムの救急車はあてにならない。。ということを何度か聞いたことがあります。
いくつか挙げてみます。
(外国系の病院については分かりません、ローカル病院についてです)


・まず来ません(来れない)w
ただでさえ物凄い交通量のホーチミンシティ。救急に電話してもすぐには来れません。慢性的な渋滞により渋滞にハマったら身動きなんて取れません。また、日本と比較しちゃいますが、日本なら救急車が道を通る時、普通は端に寄ったり救急車が通れるようにしますね。それをほとんどの人はしません。そもそも渋滞がすご過ぎて幅寄せ出来ない、とも言えます。あとは特にバイクなんて無免許の場合も多いし、講習なんて何も受けてないからなのか、教育の問題なのか・・・あとは面倒臭いのかな・・


・呼んでもお金を払わないといけない
ベトナムの場合は救急車は有料です。2500円程度からだそうです。(勿論支払いはベトナムドンのみ)
しかも距離に寄って料金が変わります。なので田舎から大きな病院のあるHCMCに来る、
となると莫大な料金を払わないといけないです。
先日こんな事が身近で起きました。
田舎である奥さんがバイク事故に遭い、片足が取れてしまったそうです。田舎なので大きな病院はありません。夫は車で2時間程離れているHCMCの病院に救急で運ぼうという事になりました。ただ彼らは農民。救急車の係にHCMCまでは300万VND(15000円)と言われてしまい途方に暮れました。平均月収が3万円のベトナムですから。。。
それでも何とかお金をかき集めて奥さんと救急車でHCMCへ。でもそこからまた問題が。奥さんの足をくっつける手術をしなきゃいけません。ただ、ベトナムでは前払い制度なのです。。。治療や手術に応じて金額を提示され、前払いし、治療が終了したら差額を支払うかまたは返金になるかという事のようです。今回彼が提示されたのは25000マンVND(12万円)。(因みにローカールだとクレジットカード不可が多い)もうどうしようもないわけです。で、前払い出来ないと治療など一切されず放置されるのみです。。病院側にとっても経営があるので、前払いにしてもらわないとダメなのでしょうね。


・救急隊員は乗ってません
日本でしたら救急車に救急隊員が乗っていてある程度の治療をそこで施してくれますよね。でも、ベトナムの場合は乗ってません。なので救急車=タクシーと同じということです・・・。


・救急車の番号を知らない?!
ベトナムでは115が救急の電話番号。でもこの番号を知っているベトナム人は
そんなに多くないんだとか。




もし、自分一人が道端で事故に遭ったらどうなるんだろう。。。
まず、誰も助けてくれないでしょう。救急車なんて呼んでくれないでしょう。だって。。見ず知らずの人に、誰が救急車代を払って病院まで行ってくれるでしょうか。もし自分が何とか話せる状況だとしても、ベトナム語でやりとりしなくてはなりません。。タダでさえ通じないのに・・想像しただけで怖くなりました。
実際、生きていたのに誰も救急車を呼んでくれず(呼んでも支払うお金がないので・・)、その場に放置され明け方亡くなった、という話も聞きました。
怖い怖い。。。おかしいんじゃないか?!って位交通事情が酷いベトナム、ホーチミンシティ。気をつけなくては。。



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